【初心者向け】基本情報技術者試験の勉強方法
基本情報技術者試験の概要
基本情報技術者試験(基本情報)は、ITエンジニアに必要な基礎知識や技術を網羅した試験です。
具体的には以下についての理解が求められます。
見ての通り、非常に幅広い分野に対する知識が必要なことが分かります。
また、試験は午前試験と午後試験に分かれています。
▶ 午後試験:長文問題。読解力が問われます。
また、出題された問題をすべて解答するのではなく、大問をいくつか選択して解答します(筆者が受験した時は全11問中5問の選択でした)。
合格には、午前・午後試験の両方で6割正解することが必要です。
資格取得の動機・目的
勉強時間
IT初心者ですが、計150時間で合格できました。
平日の朝・夜に30分ずつ、5カ月間勉強を行いました。
勉強方法
以下の要領で勉強を行いました。
①午前試験
・参考書を1冊買い、3週目を通す(勉強期間:約1カ月)
・過去問道場で200問解く(勉強期間:約0.5月)
参考書は↓の教材を使いました。
②午後試験
アルゴリズムとプログラミングは計50点分の配点があったので、重点的に勉強を行うようにしました。
はじめは解説を読んでもさっぱり内容が分からない問題もありましたが、繰り返し解いているうちに、少しずつ解けるようになりました。
1) アルゴリズム
参考書を1冊買い、3週目を通す(勉強期間:約0.5月)
参考書は↓を使いました。
2) プログラミング (Java)
言語は選択可能ですが、筆者はJavaを選択しました。
文法問題は少なく、アルゴリズムの理解を問われる問題が多かったです(繰り返し・条件分岐についての理解に加え、オブジェクト指向についての理解など)。
また、インターフェースや継承に関する問題はほぼ毎年のように出題されているので、しっかり理解しておくようにしました。
勉強は、以下の要領で進めました。
・会社の研修で使用した参考書に3週目を通す(勉強期間:約0.5月)
・過去問道場(午後)で、過去問5年分を解く(勉強期間:約1カ月)
3) その他の分野
・問題集を1冊買い、3週目を通す(勉強期間:約1カ月)
・試験本番で選択する予定の大問については、過去問道場で過去問を追加で解く(勉強期間:約0.5月)
※筆者はデータベース、セキュリティ、マネジメント・ストラテジを追加勉強しました。
参考書は↓を使いました。
試験本番
午前試験は想定より「基礎理論」の分野からの出題が多かったので焦りました。
それ以外は、過去問と同じような問題でした。
午後試験は、大問によって容化している問題と、難化している問題に分かれていました。
選択しようと思っていた「データベース」の分野が難化していたので、本番では結局他の大問を選択しました。
特定の分野に絞らず全体的に理解を深めておくことが大切かもしれません。
試験を終えて
基本情報技術者試験を受験してよかったことは、2つです。
1つ目は、ITエンジニアに必要な技術や知識を網羅的に学べたことです。
知っている専門用語が増えたことで、メンバーとの打ち合わせがしやすくなったと感じます。
2つ目は、アルゴリズムへの理解が深まったことです。 プログラミングの考え方の基本となるアルゴリズムを学んだことで、プログラミングの作業効率が高まったと感じました。